今シーズンに“異変”…?いまだ絶不調の大物(6)中日が誇る“リードオフ”だったが
プロ野球の世界では、一線級の活躍を続ける主力でも、絶不調の長いトンネルから抜け出せないことがある。2024年シーズンもこれまで十分な実績を積んできた選手が、例年にないような不振に陥っているケースが多く見られる。ここでは、今季いまだに調子が上がっていない大物を紹介する。
岡林勇希
投打:右投左打 身長/体重:175cm/75kg 生年月日:2002年2月22日 経歴:菰野高 ドラフト:2019年ドラフト5位 今季から背番号「1」に変更した岡林勇希だが、一向に成績が上向いてこない。 菰野高校時代は、本格派右腕としても高く評価された岡林。高校通算21本塁打のバッティングも相まって、プロ注目の選手と言われていた。 迎えたドラフト会議では、中日ドラゴンズが5位指名。プロでは外野手として勝負することを決断した。 高卒1年目から一軍の舞台を経験。ファームでは打率.285を記録するなど、早い段階から持ち前の打撃センスを発揮していた。 大きく飛躍を遂げたのは、2022年シーズン。開幕からヒットを積み重ね、打率.291、161安打、24盗塁をマーク。最多安打などのタイトルに輝いた。 さらに昨季は、球団新記録の29試合連続ヒットを達成。2年連続でベストナインとゴールデングラブ賞をW受賞するなど、レギュラーの座を確固たるものとした。 だが、今季はオープン戦期間中に右肩を痛め、開幕には間に合わず。4月19日に一軍昇格を果たしたものの、打撃面が大きく低迷。本来の状態とは程遠く、ベンチスタートの試合も増えるなど、苦しい時期が続いている。
ベースボールチャンネル編集部