【箱根駅伝】エントリー選手16人を発表 王者・駒大「絆の深いチーム」で連覇に挑む
2年ぶりの総合優勝を目指す青山学院大学は、主将の志貴勇斗選手(4年)、出雲駅伝で6区を走った鶴川正也(3年)がメンバー外となりました。 それでも、選手層の厚さは随一。力のある選手がそろいます。 なかでも「各世代にエース級のランナーがいる」と原晋監督が言うように、4年生の佐藤一世選手、3年生の太田蒼生選手、2年生の黒田朝日選手が強力で、指揮官も大きな期待を寄せます。 前回は特殊区間の5区・山上りと6区・山下りで苦戦し優勝争いから後退しました。今回は、前々回5区で好走した若林宏樹選手(3年)が登録されました。一方で、6区・山下りは誰が走っても初めてとなります。 "山"の攻略が鍵。『負けてたまるか大作戦』を掲げて王座奪還を狙います。
前回4位の國學院大學も戦力が充実。「若い選手に非常に勢いがあるチーム構成になっています」と前田康弘監督が言うように、2年生が5人、1年生が5人もエントリーされました。それでも、チームの屋台骨となるのは、伊地知賢造選手(4年)、平林清澄選手(3年)、山本歩夢選手(3年)の上級生3人。 「この3人で先頭に立ちたい。この3人の走りで(順位が)決まってくると思っています」 自慢の三本柱で勢いに乗り、4年ぶりの表彰台(3位以内)、さらにはまだ見ぬ"てっぺん"を狙いにいきます。 今季、出雲駅伝、全日本大学駅伝と2つの駅伝を駒澤大学が制しましたが、一気に距離が倍になる箱根駅伝は2つの駅伝とは別物。最後まで何が起きるか分かりません。王者・駒澤大学が優位とみられていますが、他大学にも優勝のチャンスは十分にありそうです。