吉成名高が正規王者を圧倒。ダウンを奪ったうえでの判定勝ちで“真の”ラジャ3階級制覇を成し遂げる【RWS】
ムエタイの聖地であるタイのラジャダムナンスタジアムで開催されている世界最高峰の立ち技格闘技イベント「RWS(ラジャダムナンワールドシリーズ)」の日本大会である「Rajadamnern World Series 日本大会(RWS JAPAN)」が2月12日、東京・後楽園ホールで開催された。 試合前にワイクルーを舞う名高 メインでは「ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級(52.16kg)タイトルマッチ」が行われ、正規王者のプレーオプラーオ・ペップラオファー(タイ)と暫定王者の名高・エイワスポーツジム(吉成名高)(エイワスポーツジム)が対戦し、名高がジャッジ3者とも50-44をつける完勝で正規王者となった。 名高は昨年12月にこの暫定王座を獲得し、外国人初のラジャダムナンスタジアムの3階級制覇を成し遂げたのだが、カード発表会見では「正規王座を獲得して初めて胸を張って3階級制覇を成し遂げたといえる」と正規王座獲得へ並々ならぬ決意を持っての試合だった。
1R、ともにサウスポーの構えの両者。プレーオプラーオの左ローに左ハイを返す名高。プレーオプラーオは前に出て左ロー。名高も左ローを返す。圧をかけるプレーオプラーオに名高はジャブ。そしてワンツーの左ストレートからパンチを連打。プレーオプラーオはガードを固めしのぐ。名高の左ローでスリップダウン。立ち上がったプレーオプラーオに名高がパンチの連打、左ローでプレーオプラーオがダウンするとここはダウンの判定。立ち上がって前に出るプレーオプラーオだが、名高も打ち返す。オープンスコアはジャッジ3者とも10-8で名高。 2R、前に出るプレーオプラーオをかわして右ジャブ、蹴りの名高。カウンターの左ヒジでプレーオプラーオがぐらり。名高はカウンターでワンツー。それでも前に出るプレーオプラーオにパンチをまとめる名高。動きが止まりながらも、すぐに前に出るプレーオプラーオ。名高はしっかり見極めカウンターでパンチを当てる。そして名高はロープに詰めるとパンチ、ヒジ。前に出るプレーオプラーオに名高は左ロー、右ジャブ。それでもプレーオプラーオは左ストレートを当てる。オープンスコアはジャッジ3者とも10-9で名高。