長崎県高校駅伝 来月1日号砲! 男子・鎮西学院が有力、女子は諫早一歩リード
第76回長崎県高校駅伝は11月1日、雲仙市小浜町発着の県高体連駅伝コースで行われる。男子(7区間42・195キロ)30校、女子(5区間21・0975キロ)16校がエントリー。いずれも優勝校は全国高校駅伝(12月22日・京都市)、上位3校は九州大会(11月16日・宮崎県)に出場する。 男女とも今年から全国大会出場枠が増加。各都道府県代表の47校に加えて、各地区大会1位の11校も出場できるようになり、それぞれ58校が都大路でたすきをつなぐ。外国人留学生の出走は男女とも3キロ区間(男子2、5区、女子3、4区)に限定された。 本番直前、全国、九州切符を懸けたレースを展望する。 【男子】 V2を狙う鎮西学院が有力。長崎日大、瓊浦などが優勝争いに絡んでいけるか。 鎮西学院は夏のインターハイ3000メートル障害で8位入賞した牟田颯がエース格。5000メートルで14分1桁のタイムを誇る。選手層が厚く、今月上旬の九州新人大会5000メートルで4位の内田、1500メートルで4位の百田ら好選手がそろっている。ケニア人留学生サイモンを起用するかも注目だ。 昨年5位の長崎日大はインターハイの1500メートルに出場した黒岩、3000メートル障害に臨んだ松本らを中心に勝負。昨年2位の瓊浦は3年生の真崎が流れをつくりたい。 横田、後田ら主力の創成館、髙尾が軸となる九州文化学園のほか、長崎北陽台、諫早、大村工なども力がある。 【女子】 6連覇を目指す諫早を、長崎商、瓊浦、創成館などが追う展開か。 諫早は昨年の都大路を経験した4人が残っており、総合力で他校を一歩リードしている。上り調子の増丸、今月中旬の国スポ県代表の森田、インターハイの3000メートルに出場した髙瀬ら、主要区間を任せられる選手が多いのは好材料だ。 昨年2位の長崎商は船木ら3年生の仕上がり具合がポイント。瓊浦はエース川原を中心に粘り強くつなぎたい。創成館は6月の県高総体800メートルを制した今里の走りに期待がかかる。 長崎日大は3年生の中島で流れをつくりたい。鎮西学院、口加なども上位に絡む可能性は十分。五島は昨年1区で区間3位の力走を見せた3年生の松本がけん引する。