要衝チャソフヤールの東端地区を制圧 ロシア
【AFP=時事】ロシア国防省は3日、数か月にわたって圧迫を続けてきたウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州の要衝チャソフヤール(Chasiv Yar)の東端地区を制圧したと発表した。 【写真5枚】ウクライナ東部チャシウヤールの破壊された建物 チャソフヤールは高台に位置する戦略的要地。ロシアが奪取すれば、ドネツク州全域にさらなる攻勢を掛けることが可能になる。 ロシア国防省は定例会見で、同国軍がチャソフヤール東端に位置するノビー(Novy)地区を「解放した」と述べた。 ロシアによる同地区奪取は、ウクライナ軍とつながりがあるテレグラムチャンネル「ディープステート」でも報告された。 同チャンネルは、同地区はロシア軍の爆撃で壊滅しており、ウクライナ軍の撤退は「難しい決定ではあったが、合理的」だったと伝えている。 チャソフヤール東部にはウクライナが防衛に活用してきた運河が流れているが、ロシア軍が渡河したかどうかは明らかになっていない。 チャソフヤール、激戦地となったバフムート(Bakhmut)の西約10キロに位置する。ロシア軍は昨年、数か月にわたる砲撃と市街戦でバフムートを壊滅させた後、制圧した。【翻訳編集】 AFPBB News