過去最高5位の城西大「出雲がまぐれじゃないと証明できた」箱根駅伝で「往路V視野に」と櫛部静二監督/全日本大学駅伝
◇第55回全日本大学駅伝(11月5日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 過去最高の5位!城西大の成績をチェック 大学駅伝日本一を決める全日本大学駅伝が行われ、駒大が5時間09分00秒で4連覇を飾った。城西大が5時間17分23秒で過去最高5位の食い込んだ。 櫛部静二監督は「素直にうれしいです。5位が目標だったのでどんぴしゃ」と笑顔を見せる。3区のヴィクター・キムタイ(2年)が区間賞の快走で5つ順位を上げて8位に浮上すると、続く斎藤将也(2年)が躍動。連続区間賞の走りで一時は2位に浮上した。「齋藤は力はあったのですが、こうした大会で結果が出せなかった。体調が合わないなどあったが、ここにきて走れたのは本人にとってもチームにとっても収穫です」と指揮官の表情も和らぐ。 その後も大きく崩れることなく5位フィニッシュ。出雲駅伝でも過去最高の3位となった城西大。出雲は「もう少し良い位置でミスなくつなげれば戦えるという手応えがあった」とし、「出雲がまぐれじゃないと少し証明できました」と胸を張る。 新興チームとして存在感を放ってきたが、近年はやや浮き沈みが大きかった。「スカウト面などで厳しい部分がある」ことを明かしつつ、「来てもらえるチームにならないと」とその指導力に磨きをかけている。 箱根駅伝に向けて「核となる齋藤、ヴィクターもいます。その他の選手をワンステージ上げたい」と櫛部監督。箱根駅伝の過去最高順位は6位で、3連続過去最高を更新すべく約2ヵ月取り組んでいく。
月陸編集部