【東海S】10年で5勝の5歳馬が頭一つリード 本命は好相性みやこS組のタイセイドレフォン
ベテルギウスS組の取扱に注意
東海Sのデータをまとめてみよう。 【好走データ】 A「5歳馬」 B「前走がベテルギウスSか、みやこS」 C「前走2着以内」 D「前走3番人気以内」 【勝ち馬なし】 E「8歳以上」 【連対馬なし】 F「前走がポルックスS」 G「前走が芝」 H「1月生まれ、または2月生まれ」 I「黒鹿毛」 J「中2週以内」 上記のデータと登録馬を照らし合わせて、矛盾が出てきた。2勝を挙げているBの「ベテルギウスS組」が、連対馬なしのJ「中2週以内」に該当しているのだ。ベテルギウスSは年によって施行時期が若干違い、ベテルギウスSを経て勝った2頭は、ともに中4週のパターンだった。今年のベテルギウスSは2023年12月28日だから、東海Sまで中2週。つまり、馬券に絡まない年となってしまう。よって、今回のベテルギウスS組は、好走データから、割引データに転落としたい。 それも含めて今回の登録馬で、「連対馬なし」の割引データに該当しなかった馬は7頭。このうち、サンライズウルスは1年以上の休み明け。文中にあったように「間隔が詰まり過ぎてもいけないし、長すぎてもよくない」という観点から、これは除外する。あと、ゲンパチルシファーとスマッシングハーツは19頭中1頭しか連対馬が出ていない「8歳以上」に該当。8歳馬が連対したのは2015年までさかのぼらなくてはならず、この2頭も見送りでいいだろう。 残ったのは、ヴィクティファルス、オーロイプラータ、キリンジ、タイセイドレフォンの4頭。このうち、タイセイドレフォンは好走率の高い5歳世代で、連対率が5割の「みやこS」組。ほかの3頭はプラスデータなし、もしくは1つだけなので、今回はタイセイドレフォンを本命とする。対抗は、プラスデータC「前走2着以内」に該当のヴィクティファルス。残ったオーロイプラータ、キリンジが押さえだが、今回は4頭のBOX馬券としたい。 ◎タイセイドレフォン ◯ヴィクティファルス ▲オーロイプラータ △キリンジ 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。馬の誕生日を調べていると、自分の誕生日と同じ競走馬を見つけることがあります。ちょっと肩入れしたくなりますね。
門田光生