沖縄本島のダム貯水率、5カ月半ぶり70%台に回復 「節水」呼びかけも終了
沖縄本島地方に強い雨が降ったことで、本島11ダムの貯水率は22日午前0時時点で71・8%となり、2023年12月以来5カ月半ぶりに70%台に回復した。 【グラフで分かる】90%から一時は40%台に…ダム貯水率の変化
県企業局は貯水率の回復を受け、1月13日からフル稼働していた海水淡水化装置を平常運転に戻した。渇水対応体制は全て解除された。 沖縄渇水対策連絡協議会は、沖縄地方が梅雨入りしたとみられるという発表を受け「平常時」に移行したと判断。1月16日以降呼び掛けてきた節水の広報を終了した。 沖縄本島地方は昨年9月以降少雨傾向が続き、有機フッ素化合物(PFAS)汚染対策として中部水源からの取水を停止していたこともあり、貯水率は低下。3月末に過去10年間で最低の42・4%を記録し一時は給水制限(断水)の可能性も懸念されたが、4月にまとまった雨が降り回復した。
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