待望の体脂肪率計測に対応! 体重管理を楽にしてくれる新「スマートバスマット」実機チェック
そして、新モデル最大の注目ポイントが「体重計」から「体組成計」になったこと。 体脂肪率や筋肉量などをチェックする体組成計は、足の裏に微弱な電流を流す必要があります。しかし、スマートバスマットは本体にソフト珪藻土マットを乗せることから、金属製の電極を露出させられませんでした。このため、旧モデルは体重とBMIのみ測定できるシンプルなハードウェア構成なのです。 新モデルは、この珪藻土マットの一部に電気を通す導電性繊維を採用し、体組成測定ができるようになりました。従来からの体重とBMIはもちろん、体脂肪率、内蔵脂肪レベル、筋肉量、体内年齢、基礎代謝量、体水分率、推定骨量、皮下脂肪率、タンパク質、除脂肪体重、体脂肪量、骨格筋量、ボディタイプの計15項目がわかるようになりました。
ちょっと面白い進化点として、柔らかい床への対応があります。じつは、従来製品は厚めのクッションフロアや遮音フローリングなど、フカフカとした柔らかな床では正確に体重が計れないことがありました。新モデルはこの問題が解決されています。 また、一般的なIoT家電は通常2.4GHz帯のWi-Fiに対応しますが、新モデルは2.4GHzと5GHz帯域両方に対応しています。issinによると、5GHz対応は家庭用体組成計として世界初だそうです。 筆者は2022年の登場時点からスマートバスマットが気になっていましたが、体脂肪率が計測できない点が気になって購入を見送っていました。今回の新モデルでは、まさに気になっていた体組成計測機能を搭載。いままで「体脂肪率が計測できれば買うのに」と、筆者と同じ理由でスマートバスマットの購入を躊躇っていた人にとって嬉しい進化となりました。 ■ 倉本春 くらもとはる 生活家電や美容家電、IoTガジェットなど、生活を便利にする製品が大好きな家電ライター。家電などを活用して、いかに生活の質をあげつつ、家事の手間をなくすかを研究するのが現在最大のテーマ。
倉本春