【プレビュー】ロッテ佐々木朗希と日本ハム福島蓮の大型右腕の投げ合いに注目、打率2位のソフトバンク周東佑京はレギュラー定着なるか、ほか | パ・リーグ | プロ野球
5月10日~12日に開催されるパ・リーグの見どころを紹介。
北海道日本ハムファイターズ vs 千葉ロッテマリーンズ
2位の日本ハムと0.5ゲーム差で追う3位のロッテが対戦。 3連敗中の日本ハムは、福島蓮に注目。2021年育成ドラフト1位で入団した21歳の大型右腕は、今年3月に支配下契約を掴み取り、ここまで2試合に登板。いずれも先発で5回2失点、5回1失点と好投している。3度目の正直で、プロ初勝利を手にしたい。 4連勝中のロッテは、こちらも大型右腕の佐々木朗希が登板する。本格化が期待される今季はここまで5試合で3勝1敗、防御率1.64、33回で37奪三振の好成績を残している。直近4試合ではいずれも7回を投げ抜き、自責点は2以下。この試合でも圧巻のパフォーマンスに期待したい。
埼玉西武ライオンズ vs 東北楽天ゴールデンイーグルス
最下位の西武と、5位の楽天が対戦。 3連敗中の西武は、青山美夏人が今季初登板を迎える。ルーキーイヤーの昨季は、39試合登板のうち先発は1試合のみ。それもローテ再編に伴うブルペンデーでの先発起用だった。先発挑戦の今季は、ファームで5試合30回を投げて防御率1.80と好成績を残してきた。「初先発」で自らのポジションを掴み取れるか。 連敗を3で止めた楽天は、早川隆久が登板。4月19日の西武戦では苦しい投球となり登録抹消も経験したが、5月3日のロッテ戦では9回1失点で完投勝利を挙げるなど、エースの投球を見せた。この試合でも好投し、チームの上位浮上のきっかけを作りたい。
福岡ソフトバンクホークス vs オリックス・バファローズ(11、12日)
首位のソフトバンクと、4位のオリックスが対戦。 4連勝中のソフトバンクは周東佑京に注目。昨季までは代走や守備固めなどの出場が多かったが、今季はスタメン出場が増え、ここまで27試合でリーグ2位の打率.315の成績を残している。持ち味のスピードも健在で、12盗塁はリーグトップ。足のスペシャリストから不動のレギュラー定着へ向けて、充実のシーズンを送っている。 直近10試合で3勝7敗と今ひとつ調子が上がらないオリックス。注目は主軸を任されるセデーニョだ。昨季は57試合で打率.244、9本塁打、34打点の好成績を残したが、今季は34試合で打率.280、7本塁打、19打点と昨季をも上回るペースで長打を量産している。勝負強い打撃でチームを上昇気流へと乗せたい。