海外へ修学旅行予定の県立高校 コロナ禍前に戻りつつも渡航費や円安がネックに 大分
大分放送
修学旅行に関するニュースです。2024年度、海外への修学旅行を予定している、大分県内の県立高校は5校で、学校数はコロナ禍前に戻りつつあることがわかりました。 【写真を見る】海外へ修学旅行予定の県立高校 コロナ禍前に戻りつつも渡航費や円安がネックに 大分 県教育委員会によりますと、今年5月末時点で、修学旅行で海外を訪れる県立高校は、大分上野丘や大分舞鶴、別府翔青など5校となっています。 海外への修学旅行はコロナ禍前の2019年度は7校でしたが、その後、国内に切り替えられ、2023年度は3校にとどまりました。今年、5年ぶりに海外への修学旅行を実施する大分上野丘高校の訪問先はシンガポールです。 シンガポールを選んだ理由は「英語圏で多様性が豊か。研修に適している」としています。一方、コロナ禍前はカナダを訪れた大分豊府高校は今年度も国内を予定しています。 訪問先に関するアンケートは5類引き下げ以降に実施されましたが、大分豊府では「保護者や生徒に感染症への心配があったのではないか」とみています。 県教委は、コロナ禍を経て再び海外志向が高まっていると考えられる一方、渡航費の高騰や円安による負担が、新たなネックになっているのではないかとしています。
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