老人クラブが交通安全教室を開催 “アクセルとブレーキの踏み間違え” 対策も 高齢者車ドライバー 広島県内では約48万人
中国放送
高齢ドライバーによる交通事故を減らそうと、老人クラブが主催する交通安全教室が開かれました。高齢者が実際に運転する技能講習も実施しました。 【写真を見る】老人クラブが交通安全教室を開催 “アクセルとブレーキの踏み間違え” 対策も 高齢者車ドライバー 広島県内では約48万人 廿日市自動車学校(広島・廿日市市)で行われた交通安全教室は廿日市市老人クラブ連合会が主催したもので、高齢者36人が参加しました。 参加者はそれぞれグループごとに自動車学校のコースを実際に運転する技能講習を受けました。 指導教官 「課題としては段差の乗り上げ・スラローム・車幅感覚というのをやってもらいます」 高齢ドライバーによる事故で、目立つのはアクセルとブレーキの踏み間違え…。講習ではあえて段差に乗り上げてブレーキで危険を回避する訓練も行われました。 教官を隣りに乗せた参加者は、緊張しながらも安全運転に集中していました。 参加者 「バックね、バックは一番前(のシフトレバー)ね」(パーキングにシフトチェンジ) 参加者 「見えにくい」 指導教官 「もうちょっと戻しましょうか、一回、前に出て、ちょっともう一回、前に行きましょう」 いくつか小さなミスはあったものの、参加者は課題をうまくクリアしていました。 参加者 ― 車はふだん運転している? 「してないです。もう車がないですし」 ― それでも免許更新する? 「(運転免許が)なかったら不便です、やっぱり車は利用しないと、買い物ものなんかも。だけど長距離は運転したくない」 参加者 「自分自身が気をつければ事故につながらない。日々、きょうから気をつけたいと思います。新たに」 廿日市市警察署 藪建彦 交通課長 「こういう機会を利用してそれぞれ高齢者の方の判断能力運動能力を分かってもらえれば」 広島県内で免許を保有する高齢者はおよそ48万人。県警は安全運転サポート車の購入や、体力の低下などで運転に自信がなくなれば免許証の返納を検討するよう呼びかけています。
中国放送
【関連記事】
- 9歳の女の子死亡 なぜ精神科医は「観賞用」スポーツカーを時速120キロで走らさせたか 自らを「せっかちな性格」と分析 過去3度の速度違反… 初公判で語られた “理由”
- アンガールズ・山根さん「未知の昆虫」大発見!その名は「モトナリ」 テレビ番組ロケで新種を捕まえる 国際的学術誌も認定「日本のコメディアンが発見した」
- 「息子に会いたい。抱きしめたい。助けてあげられなくてごめんね」5歳の男の子が保育園から出て川に転落死 両親が損害賠償求め市を提訴 広島
- 「『ママ来たよ 起きて』 叫んだけれど息子(7)は息を引き取った」 明かされた両親の思い 眠気におそわれ赤信号で… 男(63)の後悔と下された判決
- 「愛しているからするんだよ」次第に“洗脳”されていき…10年続いた塾講師からの性被害