SHOW-WAの向山毅

昭和歌謡で日本を元気に"――。『ぽかぽか』（フジテレビ系）のエンディングで毎日生歌唱を披露し、メジャーデビューの前から注目度の高いSHOW-WA（ショウワ）は、秋元康がプロデューサーを務める新人男性グループだ。 【画像】向山毅の私服ショット 25歳以上のみが受けられる「夢をあきらめるな！男性グループオーディション」で応募総数3000人の中から選ばれた6人で構成され、そのメンバーは元Jリーガーや元大手企業の会社員など、さまざまな経歴を持っている。 そんな個性派揃いのメンバーを週プレNEWSでは一人ずつピックアップし、新人アーティストとして新たな道を歩み始めた6人の胸の内、そして3月30日に開催される1000人集客を目指した一大イベントに向けての意気込みを聞いた！ 第5回は、男性ボーカルグループ「SOLIDEMO(ソリディーモ)」の元メンバーで、SHOW-WAでもメインボーカルのひとりを務める向山毅（むかいやま・たけし）さん。メジャーデビューやレコード大賞などの大舞台を経験している彼が、新たなグループで再挑戦しようと決めた本音を明かす。 ――歌やダンスの経験者としてSHOW-WAのパフォーマンスに欠かせない向山さん。グループでは王子様担当なんですか？ 向山　あ、はい。一応爽やかなほうの担当です（笑）。 ――メンバーの塩田さんとともにSHOW-WAのメインボーカルを務めていますが、歌手になりたいと思い始めたきっかけは？ 向山　最初は漠然としていたんですけど、歌手の夢はちっちゃい頃から持っていたと思います。ピアノ教室に通っていたので音楽には触れ合っていて、小学生のときにテレビで音楽番組を見て「こんな世界があるんだな。自分も歌いたいな」って気持ちが徐々に大きくなって、中学生ではもう音楽の道に進もうって決めていました。 ――その頃からオーディションに挑戦を？ 向山　いや、福岡の田舎に住んでいたので、当時は何をしたらいいか全くわからなかったんです。高校に行かない日もあったので......、「高校はちゃんと卒業するから、音楽の道に進みたい」とか親といくつか約束して。卒業してすぐに上京しました。 ――上京後はアカペラグループ「腹筋学園」やソロで活動し、2013年から約10年は男性ボーカルグループ「SOLIDEMO」のメンバーとしてメジャーで活躍。SHOW-WAのオーディションに挑戦したのはどういうタイミングだったんですか？ 向山　2022年の9月にSOLIDEMOが解散しまして、同じくらいの時期に今回の「夢を諦めるな！オーディション」があって受けさせていただきました。 SOLIDEMOには思い入れがあったので、このグループで売れるために頑張ろうって気持ちでやってきて。うまくいかずに解散の話が出たときは、やっぱり悔しかったですね。そんな時期のオーディションだったので、次は絶対に成し遂げたいと思って。今まで経験した悔しさや嬉しさ、いろんなことを糧にしようって気持ちで挑みました。 ――SOLIDEMO時代は、レコード大賞新人賞やドラマのタイアップなど華やかなメジャーの世界を経験しています。SHOW-WAでまたゼロからスタートするのは気持ちの切り替えとか大変ですよね。 向山　大変じゃないって言ったら嘘になるんですけど、自分が原点に戻れるいい機会じゃないですか。新しいメンバーやファンの方と出会えて、もう1回歩き出せるっていう好奇心のほうが大きかったですね。 ――SHOW-WAのプロジェクトが始動してから、『ぽかぽか』番組内でも歌やダンスの厳しいレッスンなどが放送されています。個人的に頑張ってきたなぁと思うことは？ 向山　自分との向き合い方ですね。今までの経験やプライドを捨て、グループの一員としてまたイチから挑戦させていただきました。過去の失敗をここでは繰り返したくないので、自分と向き合って今どうするべきかを考えて。例えば、自分の意見をストレートにぶつけるんじゃなくて、「こうしたらどう？」と言葉のニュアンスを変えるとか、みんなの気持ちも尊重してアドバイスすることを心がけるようになりました。