すべての優れたリーダーに共通する「ある要素」とは?|研究結果
親にも当てはまる
もしあなたがビジネスリーダーなら、これらすべてに興味があるはずです。 ですが、ペンシルベニア大学ウォートンスクールの有名な心理学者でベストセラー作家のアダム・グラント氏によれば、この調査に注意を払うべき、もうひとつのグループがあります。それは「親たち」です。 グラント氏はX(旧Twitter)で最近、同じ研究チームが行なった別の大規模なレビューを取り上げました。研究チームは今回、「上司が会社を率いる方法」ではなく、親が家族を導く方法についての研究を調べました。その結果、驚くほど似た結論に達したのです。 Controlling parenting isn't good for kids. It puts their well-being at risk.238 studies, 38 countries, 126k ppl: Kids with controlling parents have higher rates of depression and anxiety. Kids with autonomy-supportive parents are happier.Freedom is a foundation of well-being. pic.twitter.com/zzbfMwco90 — Adam Grant (@AdamMGrant) July 31, 2024 これら2つのレビューによる教訓は、複雑なものではありません。 人間はどの年齢でも、どのような環境でも、コントロールされていると感じると良い反応が生まれません。そうした状況は、私たちを不機嫌にし、不安にし、不信感を抱かせ、協調性を低下させます。 もちろん、「コントロールすること」を避けられない場合もあります。幼いわが子が交通量の多い道路に向かって走っていたら、あなたは止めようとするでしょう。チームの締め切りが非常に厳しい場合は、特定の労働時間を義務付けるか、ボーナスで承諾させる必要があるかもしれません。 ですが、シドニー大学のDonald氏は、「優れたパフォーマンスにつながる企業文化を構築して維持したいのであれば、危機管理型の経営から脱却し、内発的動機に積極的に投資する必要があります」と主張しています。 それは家庭でも同じです。「自覚と責任感のある若者を育てたいのであれば、命令と管理から離れ、子ども自身の興味、強み、何が正しいのかという生来の感覚を積極的に育む必要があります」と彼は続けます。 これらはすべて、Amazonのようになってはいけない、と回りくどく言っているのです。 多種多様な環境で、何万人もの参加者を対象として実施された、数百件にも及ぶ研究が、すべて同じ結論を示しています。どの年齢層であれ、人々から能力を最大限に引き出す方法は、規則や義務や厳格な管理ではないのです。 大事なのは自由です。内発的動機を育み、目標を追求するための自主性を提供するようにしましょう。 Source:businessinsider.com, Amazon, yahoo.com, wsj.com, psycnet.apa.org, www.sydney.edu.au, researchgate.net, x.com Originally published by Inc.[原文] Copyright © 2024 Mansueto Ventures LLC.
風見隆(ガリレオ)