昨季CL決勝でマンCと“互角のバトル”で自信 今季のインテルはさらに強くなっている「団結していればどんな相手とも戦える」
今のセリエAでもNo.1の安定感を誇る
決勝では惜しくもマンチェスター・シティに敗れたが、昨季チャンピオンズリーグのファイナルを経験したインテルはさらに強さが増している印象を受ける。 国内リーグでは今季第11節を消化した段階で27ゴール6失点と圧巻の数字を残しており、9勝1分1敗と安定した序盤戦を過ごしている。この得点数と失点数はいずれもリーグNo.1だ。 さらにチャンピオンズリーグのグループステージでも、渋い戦いで勝ち点を積み重ねている。初戦のレアル・ソシエダ戦は防戦一方となる時間もあったが、枠内シュート1本で得点を決めて1-1のドローに持ち込んだ。 その後もベンフィカを1-0、ザルツブルクとの2連戦を2-1、1-0で制しており、一見すると地味に見える戦い方で勝ち点を稼げるのが現インテルの強みと言える。 伊『Sky Sport Italia』によると、DFアレッサンドロ・バストーニは昨季のCL決勝を経験したことでチームに確かな自信がついたと語る。 「イスタンブールでの決勝を戦い、僕たちは団結していればどんな相手とも戦えることに気づいたんだ。僕たちは成熟していて、これからもうまくやっていきたいと思っている」 年齢のバランスも悪くない。バストーニやMFニコロ・バレッラのような若手・中堅世代もいれば、DFフランチェスコ・アチェルビやMFヘンリク・ムヒタリアンら経験豊富なベテランもいる。 新戦力のFWマルクス・テュラムも想像以上にフィットしており、今季もインテルはCLで上位に食い込めるのではないか。セリエAでも最もスクデットに近いチームと言えるはずで、その安定感は国内のライバルを圧倒している。
構成/ザ・ワールド編集部