23年の消費支出、2.6%減 物価高、教育費切り詰め
総務省が6日発表した2023年の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの月平均消費支出は29万3997円で、物価変動の影響を除く実質で前年比2.6%減となった。マイナスは3年ぶり。物価高を背景に教育費などを切り詰める動きが出た。 補習教育などの「教育」は9.8%のマイナスだった。支出の約3割を占める「食料」も2.2%減となった。 同時に発表した23年12月単月は消費支出が32万9518円となり、実質で前年同月比2.5%減だった。マイナスは10カ月連続。