必死すぎるライオン、サル舎で振り回される新参者…飼育員が“展示の裏側”をブログ発信
ツシマヤマネコの赤ちゃん誕生やヤブイヌの来園、オスライオン・レグルスの公開などホットな話題が続く『名古屋市東山動植物園』。園内ではさまざまな動物たちの生態や愛くるしい仕草を、展示を通してみることができます。 そんな動物たちの“展示では見ることができない姿”を知ることができるのが、園長や飼育員たちが更新している同園のオフィシャルブログ。動物たちの生態はもちろん、飼育員だからこそ見ることができる姿や飼育に関する奮闘記を綴ったブログには、展示では知ることができない面白さが詰まっています。
他園から動物が来園することもある『名古屋市東山動植物園』。ブログではそんな来園した動物たちが、“展示デビュー”を果たすまでの道のりを知ることができます。 6月9日公開のブログには、5月下旬に『神戸どうぶつ王国』からやってきたヤブイヌのヒロマルが登場。来園初日、警戒心から小屋から出ることはなくとも、「誰もいない間に夕食を食べていた」というヒロマル。“穏やかな性格だが臆病なところがある”という性格が、来園エピソードとともに紹介されています。
5月27日公開のメスライオン・ルナに関するブログでは、飼育員がルナの“必死すぎる姿”を紹介。4月に来園したオスライオン・レグルスを一目見ようと頑張っているルナですが、木をボロボロにしたり、気が気でない模様。そんなルナの心情を象徴するかのような写真がこちら。細い隙間からレグルスを覗く“ルナの目”。飼育員しか見られない貴重な瞬間です。
飼育員が綴る奮闘記からも、動物たちの意外な生態を知ることができます。5月28日公開のブログでは、4月からサル舎の担当となった飼育員が、“甘いフルーツが好きなわけではないサルたち”との交流を紹介。飼育員曰く、「個性豊かな味覚の持ち主」だというサル舎のサルたち。
ブログでは、「甘いリンゴで仲良くなろうとヒゲサキに渡したら、ポイっと落とされてしまったり、ワオキツネザルにあげたオレンジが朝まで残されていたり、サルたちの好みの違いに振り回されっぱなしの一カ月半でした」と、サルたち個性を探る日々を告白。今も模索中だというサルたちとの交流を通して、サルにも人間と同様に“食の好み”があることを紹介しています。