特別感を味わえるラグジュアリーSUV ! 〈キャデラック〉エスカレード
あの大谷翔平がドジャース入団会見の日に、このクルマで会場入り!ということでも話題となったエスカレード。アメリカはもちろん、世界のVIPに愛される〈キャデラック〉のフラッグシップSUVの魅力に迫る。
読者のみなさんは〈キャデラック〉にどんなイメージを抱くだろうか。きっと「アメリカの高級車」「大統領のクルマ」なんてワードが頭に浮かぶはずだ。かつてはブロアムやフリートウッド、DTSが、近年はエスカレードがそんなアイコンになっている。ただ、大統領専用車は見た目がそうでも中身が違うのでお間違いなく。市販車に重い防弾ガラスを装着したらドアは開かなくなる。よって頑丈なトラック用フレームに市販車の皮を被せている。GTレースマシンのような手法だ。 といったクルマだけに、その認知度は日本を含め世界中で高い。ハリウッド映画で目にする機会も多い。スクリーンに登場するアメリカ政府高官や大物ギャングスターがエスカレードのリヤシートに座っているシーンを多々見る。そうそうラッパーのMVにも登場する。 そんな特別感のあるエスカレードだが、日本では正規ディーラーで買うことができる。グレードはふたつで、プラチナムとスポーツという名前がつく。前者はメッキパーツをキラキラ輝かせたラグジュアリー仕様で、後者はブラックアウトしたパーツでワイルドさをアピールする。フロントグリルやサイドモール、ピラー、ホイールといったパーツでかなりイメージが変わるから面白い。特にスポーツはまるでアフターマーケットのパーツで化粧したような仕上がりとなる。 スポーツの名前はスポーティであるとともに、近年、〈キャデラック〉がモータースポーツに積極的なことを思い出させる。昨年は21年ぶりにル・マン24時間レースに参戦したり、F1用レーシングチームを立ち上げたりした。これまでも北米でレース活動を行ってきたが、グローバルに展開するのは久しぶりだ。その点で“スポーツ”というワードは〈キャデラック〉の“今”を感じさせる。