鳥取駅前花時計、小学生から募集したカニの図案に植え替え
JR鳥取駅前に設置されている「鳥取駅前花時計」の植え替えが12月20日に行われた。(鳥取経済新聞) 【写真】鳥取市立津ノ井小学校3年河津葵さんの図案を基に植え替えた花時計 鳥取駅前花時計は、1983(昭和58)年に鳥取中央ライオンズクラブ認証20周年記念事業の一環で鳥取市に寄贈されたもの。直径6メートルの花壇一面に花が咲く。鳥取市から委託を受けて公益財団法人「鳥取市公園・スポーツ施設協会」が管理する。 2003年のリニューアル以降は同協会が毎年、市内の小学生へ図案を募集し、選ばれた図案を元に植え替えを行う。花時計の植え替えは年に4回、季節ごとに実施する。 今年の図案は鳥取市津ノ井小学校から募集し、冬の図案には河津葵さんの「かに」が選ばれた。同協会事務局長の新(あたらし)育夫さんによれば、季節感があり冬の花で表現しやすいことなどから、植え替えを行う造園業者と相談して選んだという。 植え替えは造園業者2人が担当し、冬でも雪にも強く、しっかりとした色が出せるハボタンの赤色600株、白色400株を使い、「かに」の図案を参考に行った。 新さんは「小学生から図案を募集することで、花時計と地域に愛着を持ってほしい。冬は帰省や観光で鳥取駅前を訪れる人も多いので、鳥取の冬のイメージであるカニを花でも楽しんでもらえれば」と呼びかける。 見頃は1月末~2月末ごろ。次回の植え替えは3月末を予定する。
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