【バドミントン】山口茜が準決勝進出。「1ゲーム目を取られても、焦らずにラリーしようと思った」<熊本マスターズ2024>
昨年から新たに日本で始まったBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(Super500/熊本県立総合体育館)。女子シングルス準々決勝で大堀彩に2-1で勝利した山口茜のコメントを紹介する。 ――2ゲーム目でスピードアップし、そこから試合の流れもよくなった 自分では、そんなに意識した部分はなかったです。1ゲーム目の終盤から2ゲーム目、ずっと自分のミスばかりだったので、そこをまずどうにかしようと思って、体をしっかり入れようという意味で、ちょっとスピードは上がったのかなと思います。 ――第1ゲームを奪われたあと、どういう心境だったか 1ゲーム目の方がコントロールしにくかったと思いますが、2ゲーム目は、シャトルが飛ばない方なので、あまり気にせずに、もう1回しっかりとコントロールをしました。2ゲーム目は、相手があまり(自分の)後ろを使えない状況だと思うので、焦って攻めず、1ゲーム目を取られていましたけど、焦らずにラリーしようと思いました。 ――引退を表明した大堀選手との対戦を振り返って。大堀選手は来週(中国マスターズ)、もう一度戦いと言っていたが? そうですね。自分たちにしてみれば、まだ(対戦の)チャンスがあるので。今日で最後じゃない。自分としても、まだ実感が湧かないです。多分、まだ来週も一緒にいますし。引退を表明している選手なので負けるわけにもいかないのかなという気持ちもありつつ、日本で対戦できるのは最後と思うので、日本のお客さんが見に来るチャンスがあって、こうやって試合ができたのは、すごくよかったかなと思います。 ――今日の手応えは? 自分の中では体が入っているのにミスが多かった。精度的には、あんまりかなと思います。(特別に)悪くはなかったと思いますけど、丁寧にいこうとしたところで、丁寧にいき過ぎて浅くなったりした。攻めようと思ったときに、クロススマッシュをすごいアウトにしてしまったりと、もう少しバランスよくやれたらいいかなと思います。 ――観客の声が大きくなっていた そうですね。それがホームのよさだと思います。明日以降、もっと応援をしてもらえるのかなと思うので、しっかりと力に変えてやっていきたいです。
取材・文・写真/平野貴也