アンジェラ・アキ、約10年ぶりの日本活動再開 ４年がかりで30曲以上を制作
歌手アンジェラ・アキ（46）が10日、東京・日生劇場で、ミュージカル「この世界の片隅に」東京公演開幕記念会見に出席した。 アンジェラは13年に日本での活動休止を発表。昨年11月、本作の音楽制作と日本での活動再開を発表し、本作のためにオリジナル曲を30曲以上制作。「4年近くピアノと向き合って作ってきたものが、役者さんを通すことで新しいものに生まれ変わっていき、お客さんと一緒に作っていく。このカラーは『自由の色』なのかなと思います」と、自らの楽曲タイトルに例えた。 「原作のピュアさ、温かさをどう音楽化するのか。苦労した点はいくつもあるけど、原作をリスペクトし、上田（一豪＝脚本・演出）さんを支えられるような楽曲にしたかった」という。「台本が素晴らしかったので毎日、『今日はどこから作ろうかな』は本を開いたシーンで作っていました」とし、「『端っこ』『醒めない夢』はわりと最初に時間を費やして作ったけど、この2曲ができて『見えた』と思いました」と明かした。 同席した昆夏美、大原櫻子、村井良大、海宝直人について、「歌は素晴らしい。100点」とし、「芝居に圧倒されています。言葉を交わさず感情が交錯するシーンで号泣しました。それ以外でも圧倒されています。毎日稽古で見られたのはぜいたくでした」と話した。
