「福」「寿」に願い込め 700個全てに一文字ずつ丁寧に 善光寺「節分会」に向け準備
長野市の善光寺で、2月3日に4年ぶりに通常開催する「節分会(え)」の豆まきを控え、本堂回廊に立つ一般公募の福男、福女が豆を入れる「福升」作りが進んでいる。18日は大勧進の栢木寛照貫主(かやきかんしょうかんす)が「福」「寿」の文字を筆で書き入れた。 【写真】2020年の節分会で、集まった参拝者に豆をまくEXILEのÜSAさんら
新型コロナウイルスの影響で、人数制限なく節分会を開くのは4年ぶりで、計700個の福升を用意する。栢木貫主は1週間ほど前から文字の書き入れを始めた。大勧進の一室で升を手に取り、一つずつ丁寧に文字を書いた。還暦の福男、福女向けに朱色で文字を書き入れたものもある。 年明け早々に能登半島地震や羽田空港での航空機衝突事故が発生したことから、栢木貫主は「今年は特別な気持ちで臨んでいる。健康で長生きできるようにと思いを込めた」と話していた。 善光寺は福男、福女ら豆まきの参加者を21日まで募集している。特別ゲストに俳優の羽田美智子さんらを招く。