「愛子さまが迷いネコにエサを」「天皇陛下御夫妻のケンカのタネを食べるイヌ」 ほほえましい皇室の「動物愛アルバム」
9月20~26日は、動物愛護週間。天皇ご一家の動物愛の深さはよく知られているところである。折に触れて動物との心温まる“交流”のお姿は公開されており、現在も犬や猫を家族の一員として過ごされている。 【写真7枚】当時8歳「愛子さま」と子猫のふれあい、乳牛に向けられた「雅子さま」の柔らかいまなざし…“動物愛”あふれる天皇ご一家 ご一家の動物愛が伝わってくるほほ笑ましい写真の数々を見てみよう。 ***
「ケンカの種はよく拾って食べてくれる」
1998年12月、お誕生日に際して行われた記者会見で雅子さまは、当時飼われていた愛犬「ピッピ」と「まり」について、「よく『夫婦ゲンカは犬も食わぬ』と申しますけれども、ケンカの種は割とよく拾って食べてくれるような気がいたします」とお話しされた。 愛子さまも学習院初等科の卒業文集で〈私の家では、犬を一頭と猫を二頭飼っています。(略)動物がいることで癒されたり、楽しい会話が生まれたりして、人と動物との絆は素晴らしいものだと実感しています〉とつづられている。 この「猫」は、2010年5月ごろ赤坂御用地に迷い込んできた猫たち。子猫の「みー」は今年8月、天国に旅立った。 現在、天皇ご一家のもとで暮らすのは愛犬の「由莉」と愛猫の「セブン」。「由莉」の名付け親は愛子さま。動物病院に保護されていた犬を生後2カ月の時に引き取り育てられた。ご一家の公開写真にもしばしば登場する。
変わらぬ“動物愛”
犬や猫だけではない。栃木の御料牧場では、ご静養の際には必ず馬や牛などと触れ合われているという。 両陛下がご結婚30年を迎えられた2023年5月には、皇居内の紅葉山御養蚕所にて、ご一家三人で皇室の養蚕の作業を行われた。明治以来、歴代の皇后に継承されてきたが、20年に皇后雅子さまに引き継がれている。 ご結婚から30年以上の月日がたち、また愛子さまが成年となられた現在も、ご一家の動物への愛情は変わらず続いているようだ。
写真提供:宮内庁 「週刊新潮」2024年9月19日号 掲載
新潮社