去年の栃木県内交通事故死者 2年連続で増加
とちぎテレビ
去年、栃木県内で交通事故によって亡くなった人が2年連続で増加したことが、県警察本部のまとめで分かりました。 県警察本部交通企画課がまとめた去年1年間の交通事故の発生状況によりますと、亡くなった人の数は前の年より1人増えて60人と2年連続で増加しました。人口10万人あたりでは3.16人で全国平均の2.14人を上回り全国ワースト15位でした。 また、亡くなった人のうち歩行者は24人と前の年から1人増えていて、時間帯も夜間が8割ほどとなっています。年代別では65歳以上の高齢者が前の年より7人増加し38人で、全体の6割を占めました。 去年、県内では交通事故が3947件発生していて事故が発生した場所は交差点が全体のおよそ4割となっています。自転車が絡む事故は全体の4分の1を占めおよそ7割が自転車側に法令違反があったということで、交通ルールの徹底やヘルメットの着用を呼びかけています。 一方、飲酒事故は76件と前の年より20件増えています。去年11月からは自転車の酒気帯び運転が新たに罰則の対象になっていて、県警は「飲酒運転による事故を1件でも減らすため、取り締まりを強化する」としています。
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