「この2人は本物」 オープン戦序盤で早くも球団大物OBを認めさせた巨人のスーパールーキーとは
巨人のドラフト3位ルーキー、佐々木俊輔(日立製作所・24)が躍動した姿を見せている。 2月24日に行われた広島とのオープン戦では「7番・DH」で先発出場、5打数4安打3打点と新ヒットメーカーの気配も漂う。 さらにチームで存在感を示しているのはドラフト4位ルーキーの泉口友汰(NTT西日本・24)にもある。佐々木はし烈な外野手争いの一角を目指し、泉口は内野のユーティリティとして堅守も見せている。2人ともに社会人出身とあって、打席での落ち着いた判断も光っている。 そんなスーパールーキーをめぐっては球団有力OBからも早速、好意的な声が出始めた。 元巨人監督で野球評論家として知られる堀内恒夫氏は25日に、自身のブログ「今日もどこかであくたろう」を更新。ドラフト3位・佐々木、ドラフト4位・泉口について見解を示している。 ブログのタイトルを「本物だよ」として更新。冒頭で「オープン戦始まってまだ2戦しか観ていないけど」とした上で「巨人の下位打線 若いのが元気があっていい!」とフレッシュな顔ぶれをたたえた。 中でも注目としてドラフト3位ルーキーの佐々木と同4位の泉口の名前を挙げて、オープン戦も序盤の時期ゆえに「相手もまだまだ本気モードにスイッチが入っていないとは言え結果が出ちゃってるからねぇ」と喜びを表現すると、具体的にドラフト3位ルーキーの佐々木に関しては「ボールの捉え方がいい。打ち方にセンスを感じる」と評価。同4位の泉口についても「上手(うま)く打ってるよ」としながら、「欲を言えばまだちょっと荒削りなところがあるかな。」とコメントをつづった。 さらに注目は次のコメントだった。「とは言えこの2人本物ですよ」と断言。「これ、使わざるを得ないだろうね」とも記し、近未来のジャイアンツを背負って立つ逸材と認めた。 佐々木については「俺が監督のとき入団1年目から亀井を起用しようと心に決めたように佐々木も有り得るかもしれん」とこのまま快進撃を続ければ、自身が監督1年目に現・亀井善行外野守備走塁コーチを抜擢したように開幕スタメンもありうるという見方も示した。 一方で現在はし烈な外野手争いがくり広げられており、育成出身の松原聖弥などもアピールを続けていることから「ただ、今年は1番で打ってる松原も調子が良さそうだし今のところ阿部監督も嬉しい悩みじゃないのかな」と指揮官の胸の内を思いやった。 最後は「怪我や故障に気をつけてもらってね」と今後のルーキーたちの開幕までの体調を気づかっていた。 そして今季のチームのルーキーたちといえば、この佐々木、泉口以外にも投手陣では開幕ローテーション入りを目指すドラフト1位ルーキーの西舘勇陽(中央大・21)も着々と結果を残しており、今後が楽しみな存在となっている。 果たして目指す開幕1軍入りを果たすのはどの選手となるのか。阿部慎之助監督のタクト含め、今後も注目を集めそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]