Wiiが発売された日。Wiiリモコンによる直感的操作が話題となり、幅広い層にウケた名ハード。『Wii Sports』や『Wii Fit』など新機軸のゲームがヒット【今日は何の日?】
※本記事は、2023年12月2日にアップした記事を再編集したものです。 美しく洗練されたデザインに感動! 【記事の画像(4枚)を見る】 いまから18年前の2006年(平成18年)12月2日は、Wiiが発売された日。 Wii(ウィー)は、任天堂から発売された据え置き型ゲーム機。ニンテンドーゲームキューブに次いで発売されたマシンで、同世代のライバル機はプレイステーション3とXbox 360だった。一見してゲーム機には見えないデザインになっていて、リビングなどに設置してもよく映えるのが画期的と言える。 公式ビジュアルの縦置きスタイルがあまりにもおしゃれで洗練されていたので、多くの人が縦置きのほうで使用していたんじゃないかな。筆者は縦置き用スタンドを使ったときにディスクの挿入口が少し上向きになるアイデアに感銘を受けたため縦置きを採用。Wiiメッセージなどを受信した際にディスクスロットが青く点滅するところも気に入っていた。もちろん本体は横置きにも対応している。 ゲームキューブとの後方互換機能を持ち、8センチディスクのゲームソフト(Wii用メディアは12センチディスク)をはじめ、コントローラーやメモリーカードなどもそのまま使用できるのがありがたかった。 本機を象徴するのは、いままでになかった直感的な操作を実現する“Wiiリモコン”。片手で縦に持ちテレビに向けて動かせばレーザーポインターのようにも使えるし、画面外で振ったり捻ったりという動作もしっかり検知して反応。“ヌンチャク”を装着すれば両手を使った操作も可能で、ボクシングみたいに手を動かせばそれが画面の中で反映されてしまうのだから誰もが驚かずにはいられなかったはず。そのうえ、Wiiリモコンを横持ちにすれば通常のコントローラーのようなスタイルにも使えるのだから感心してしまう。 おしゃれでリビング映えする本体、直感的な操作というところに興味を惹かれたのか、ふだんゲームを遊ばない層の購買意欲を掻き立てることに成功。いままで以上に幅広い層のプレイヤーが誕生してWiiは爆発的な大ブームとなっていった。 カジュアルに誰でも遊べる『Wii Sports』や本格的なフィットネスができる『Wii Fit』など、これまでとは毛色の異なるタイトルが大ヒットしたのも印象に残る出来事だった。ゲームと言えばRPGやアクションゲームといった固定観念があった筆者には、なかなかに衝撃的だったのをいまでも覚えている。 顔のパーツを自由に組み合わせて“Mii(ミー)”を作れる似顔絵チャンネルに夢中になる人も多かった。有名人やアニメのキャラなどに似せて作るユーザーも大勢おり、ネットで大きな話題になっていた。Miiを自動的に交換してくれる機能もあったので、似顔絵パレードで勢揃いしたMiiが行進していくのはなかなか見応えがあるものだった。明石家さんまさんと松岡修造さんがMii作りに挑戦する姿を映したWiiのCMも当時人気を集めていて、確か実際にデータが配信されたんじゃなかったかな。 『Wii Sports』 『Wii Fit』 当初Wiiのカラーバリエーションは“シロ”のみだったが、2009年8月1日には“クロ”バージョンも発売。また、鮮烈な赤い色をした“スーパーマリオ25周年仕様”バージョンも2010年11月11日に発売された。 ローンチタイトルは『Wii Sports』や『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』など全部で16タイトルあった。ヒット作はほかに、『New スーパーマリオブラザーズ Wii』、『マリオカート Wii』、『大乱闘スマッシュブラザーズX』、『街へいこうよ どうぶつの森』、『スーパーマリオギャラクシー』など。 筆者的に思い出深い作品は『モンスターハンター3(トライ)』、『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』、『斬撃のREGINLEIV(ザンゲキのレギンレイヴ)』などだろうか。