会見中、挑戦者トニー・ストーム(右)にハイヒールを投げつけられたIWGP女子王者・岩谷麻優

　女子プロレス「スターダム」のIWGP女子王者・岩谷麻優（31）が、トラウマを払拭する。 【写真】前哨戦で白川未奈と「Wヒップぐりぐり」を繰り出したトニー・ストーム 　5日の愛知・ドルフィンズアリーナ大会で行われるV7戦で前AEW世界女子王者の〝タイムレス〟トニー・ストーム（28）を迎え撃つ。1日に両者は都内で開かれた調印式に出席した。 　2017年9月24日の名古屋大会で当時ワールド王者だった岩谷は、トニーとのV3戦で左ヒジを脱臼。レフェリーストップで敗れ、王座から陥落した。復帰後の18年4月、王者トニーに挑戦したが、王座奪還はかなわなかった。 　因縁の相手との約6年ぶりの一騎打ちに岩谷は「あの時2分ぐらいで脱臼してベルトが移動してしまった。この試合できっちり勝って、あの時のモヤモヤを晴らす」と宣言。その上で「今のトニーは世界ですごく有名なスーパースター。きちんと3カウントを取って、自分がIWGPのチャンピオンだということを世界中に知らしめたいと思います」と意気込んだ。 　ただ、9月28日後楽園大会での前哨戦では、6年ぶりに対戦したトニーに圧倒されてしまい、最後は自軍のAZMがトニーに3カウントを献上。久しぶりの対戦で敗れた岩谷は、やや自信をなくしている様子で「トニーは前に戦った時より体が大きくなってて、見た目もすごくきれい。トニーに勝てるとこってなんなんだろう…」と考え込んでしまった。 　すると弱気な岩谷にイラ立ちを見せたトニーから「マユサン！　顔をしっかりと上げて、堂々と胸を張って、私に気を付けなさい。気を付けないとこういう目に遭うよということでした」と履いていたハイヒールを投げつけられた。 　あまりの衝撃に「何で？　今そんな怒られるところなくない？」と困惑した岩谷だったが、最後には「言われなくても胸張って歩いてるんで、大丈夫ですよ」とトニーのハイヒールを持ち去った…。果たしてアイコンは悲願のリベンジを果たせるか。