【山形】山形でカメムシが大量発生 原因や今後の影響
YTS山形テレビ
いま山形市で普段はあまり見かけないある虫が大量発生しています。 原因や今後の影響などを取材しました。 昨夜10時ごろのJR山形駅。 光に群がるように大量の虫が窓に張り付いています。 「あ、カメムシ。カメムシ。」 山形市内で大量発生しているのは、「ツヤアオカメムシ」です。 「気が付いたら増えていた。これ最近ですよね。カメムシのイメージだと茶色だったが、すごく光沢のある青いものが」 「ツヤアオカメムシ」は光に集まる習性があり、街灯近くの車やマンションの廊下などにも大量に飛来しています。 山形市には市民から相談も寄せられているといいます。 実はこのカメムシ、主に関東から西に多く分布していて、県内で目撃されることはほとんどありませんでした。 ではなぜ、東北・山形の地で大量発生したのか。 専門家に原因を聞きました。 【県病害虫防除所 高部真典 業務課長】「今年、南のほうの県でツヤアオカメムシなどの果樹カメムシが全体的に多かったというのがある。今年、台風とか前線とかに乗って多く発生したものがこちらに流れてきたのではと推察している。正直言って、山形にこんなに来るとは思っていなかった正直びっくりしている」 気になる人体や生活への影響は。 【県病害虫防除所 高部真典 業務課長】「部屋の中などに入ってくれば当然不快に思うので、そういう面では影響がある。見つけたからといってパニックにならずに優しく(外に)出してあげるといい」 県よりますと、県内で農作物への被害は今のところ確認されていませんが、今後も状況を注視していくということです。