ティム・クックのように会社を運営するための5つのヒント(海外)
3.質問する
クックは社員を窮地に追い込むことで知られている。 リアンダー・ケイニー(Leander Kahney)は、著書『ティム・クック-アップルをさらなる高みへと押し上げた天才』で、クックがよく用いるマネジメント戦術とは、社員に質問することだと明らかにした。 「際限のない質問攻めで、部下を疲れさせる」ほどだとケイニーは記している。クックは、社員が自分の仕事を深く理解できるようにするためにそうしているのだという。 「彼はとても物静かなリーダーだ」と、アップルのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるグレッグ・ジョズウィアック(Greg Joswiak)はケイニーに語った。 「わめき散らすことも、怒鳴ることもない…とても穏やかで安定している。だが、人を切りつけるような質問をする。自分が何をすべきか、知っておかなければならない」
4.「レガシー」のことは気にしない
「レガシー」に関するクックの意見は、他の有力CEOとは異なるかもしれない。 6月半ば、テック系YouTuberのマルケス・ブラウンリー(Marques Brownlee)からインタビューされたクックは、自分のレガシーについてあまり考えたことがなく、それは「他の誰かが定義するもの」だと述べた。 またクックは、アップルのCEOとしての任期が必ず終わりを迎え、次のCEOのレガシーが始まることに納得しているとも語った。 「いずれ、次のCEOが誕生する。そして、彼らを成功させることに人生のすべてを集中させようと思う」
5.常に状況を把握する
クックは毎朝、社員や顧客からの何百通ものフィードバックメールを読み、アップルとしてどのように改善していけるかについて学んでいるという。 これは「コミュニティがどう感じているか受け止められるようにする」ための方法だと、2023年11月にデュア・リパ(Dua Lipa)のポッドキャストに登場したクックは語っていた。過去のインタビューによると、毎日約800通のメールを受け取り、そのほとんどを読んでいるという。 「私は多くの顧客や社員からのメールを読んでいる。顧客は当社について気に入っている点や変えてほしい点を教えてくれる。社員はアイデアを出してくれる」とクックは述べていた。
Jordan Hart