11位と苦しむトッテナム、新年初戦は逆転負けで今季10敗目…ホームゲーム6試合勝利なしに
プレミアリーグは4日に第20節が行われ、トッテナムとニューカッスルが対戦した。 ケガ人の続出もあって直近のリーグ戦7試合でわずか1勝(2分け4敗)と苦しみ、11位に甘んじているトッテナム。一方で直近4連勝で5位まで順位を上げた好調ニューカッスル。上位進出を目指す両チームが、トッテナム・ホットスパー・スタジアムで激突した。 【順位表:プレミアリーグ】 イングランド代表指揮官としての仕事がスタートしたトゥヘル監督が視察に訪れた中、新年最初の公式戦を迎えた両チームだが、試合は開始早々に動く。4分、右サイドからポロがワンタッチで鋭いクロスを送ると、ソランケが飛び込みながら頭で押し込んだ。トッテナムが幸先よくリードを奪う。それでも6分、ニューカッスルもすぐさま反撃。高い位置でジョエリントンがボールを奪うと、左からボックスに侵入したゴードンがシュートを突き刺している。開始からわずか6分間で両チームがゴールを奪い合う激しい展開となった。 その後も両チームとも積極的なプレーを続け、21分にゴードンが同点弾と同じような形で決定的なシュートを放つと、32分にはマーフィーのクロスにイサクが合わせたが、枠をわずかに外れた。追いついたニューカッスルがチャンスを作っていく。すると38分、ニューカッスルが逆転に成功。ボックス内でマーフィーが仕掛けてDFの股下を通すクロスを送り、イサクが流し込んだ。エースのリーグ戦7試合連続ゴールで、アウェイチームが1点をリードして折り返した。 劣勢のトッテナムは、後半頭からドラグシンに代えてレギロンを投入。DFラインの並びを変え、状況の打開を図る。圧力を高めて相手ボックス付近でチャンス作るが、55分のサールのシュートはGKに防がれ、詰めたジョンソンのシュートはポストに直撃。ゴールが遠い時間が続く。すると62分、一気に3選手を投入。ビスマ、マディソン、ソン・フンミンと主力をピッチに送り出して勝負に出た。 トッテナムはその後もソン・フンミンやクルゼフスキ、マディソンらを中心にチャンスは作っていくが、決定的なシュートまで持ち込めない。81分、マディソンのセットプレーはわずかに枠外へ。82分の決定機も活かせなかった。結局ニューカッスルの守備をこじ開けられず、1-2で敗れた。 これでトッテナムはリーグ戦のホームゲーム6試合勝利なし(2分け4敗)。今季10敗目を喫した。一方で1点を守りきったニューカッスルは、5連勝で勝ち点を35まで伸ばしている。