『海に眠るダイヤモンド』笑顔あふれるクランクアップ写真&万感のコメント到着 神木隆之介「歴史に残る名作だと思っています」
12月22日に最終回を迎えた日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)より、主演の神木隆之介らのクランクアップ写真とコメントが到着した。 【写真】進平役の斎藤工とリナ役の池田エライザ 本作は、『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(2020年)など数々のヒット作を生み出している、野木亜紀子×塚原あゆ子×新井順子という強力チームが手掛ける初の日曜劇場。1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語を描いた。 物語の舞台である端島は、岩礁の周りを埋め立てて造られた海底炭鉱の島。日本で初めて高層鉄筋コンクリートのアパートが建てられ、最盛期には約5300人が住み、世界一の人口密度を誇るほど賑わっていたが、現在は閉山から50年がたち、老朽化が進んでいる。そんな端島のかつての時代を描いた本作は、当時の端島を再現すべく、群馬・栃木・静岡・千葉・兵庫・広島など全国各地で約5か月間にわたり撮影が行われた。また、テレビドラマではあまり見ない規模の大がかりなセットとVFXの技術を駆使して、今はもう見られない特殊な環境の端島を再現した。 さらに、最終回の玲央(神木)といづみ(宮本信子)が実際に端島を訪れるシーンでは、長崎市の協力により特別に立ち入り禁止区域での撮影が実現。端島に上陸しての撮影後、神木は「うまく言葉にできないほど圧倒されて、グッと胸を締め付けられました。胸が苦しくなったと同時に、人のいた思いや雰囲気を感じ、力強い島だと思いました」とコメント。宮本も「島が生き生きとしていた時代をあらゆるところに感じました。みんな生活していたはずなのに、今は誰もいないというギャップが胸に来ました」と感慨深く語った。 オールアップは、ドラマの象徴ともいえる端島銀座のセット。斎藤工、杉咲花、池田エライザ、清水尋也、中嶋朋子、國村隼、土屋太鳳、沢村一樹らがそれぞれ笑顔で撮影を終えた。充実の笑顔を見せる一方、感極まるキャストも。その様子を見守るスタッフ陣も涙を流し、作品愛の詰まった感動のオールアップとなった。 主要キャストが続々とクランクアップする中、最後に残った主演の神木は、一足先に撮影を終えた宮本が見守る中でクランクアップを迎えた。スタッフからの「鉄平・玲央役神木隆之介さん、クランクアップです!」の声にガッツポーズで応え、塚原監督から花束を受け取ると、「見てくださった方々の記憶に、そして歴史に残る名作だと思っています」と笑顔で語り、「今まで自分が感じたことのない芝居をしている感覚があり、役を生き抜くことができたと思います」と約5か月間にわたる撮影を振り返った。最後は、宮本による一本締めでキャスト・スタッフ万感の思いで撮影を締めくくった。 なお、2時間スペシャルとして放送された最終回は、各種配信サービスや見逃し配信で第9話、第10話として2話に分けて配信。各話地上波放送では放送尺の関係で泣く泣くカットした場面などを含むディレクターズカット版での配信となる。