多くの人でにぎわった昨年の雑煮合戦の様子=2024年1月

　新潟県新発田市の冬の風物詩「城下町しばた全国雑煮合戦」が1月12日、開かれる。今回は市出身の実業家、大倉喜八郎ゆかりの歴史的建造物「蔵春閣（ぞうしゅんかく）」（諏訪町1）周辺に会場を移して開催。主催者は多くの来場を呼びかけている。 　雑煮合戦は新発田商工会議所青年部が主催し、2025年で21回目となる。県内外の40店がエントリー。来場者の投票で優勝した店や団体には「征夷大将軍」の称号が贈られる。 　新発田牛を使ったスープカレーや村上の塩引き、富山のあんきもを使ったものなど、オリジナルの一品がずらり。値段も500～800円程度で、午前10時～午後3時の間、食べ比べを楽しめる。時間前に売り切れる場合もある。 　コメリパワー新発田店（舟入）には臨時駐車場が設けられ、会場近くと臨時駐車場を結ぶ無料のシャトルバスも運行される。 　2024年までは新発田市役所周辺が会場だったが、イベントに合わせて蔵春閣近くの諏訪神社や清水園なども巡ってもらおうと、会場を移した。 　担当者は「雑煮合戦は国内最大級の雑煮イベント。各地の雑煮を味わい、新発田観光も楽しんでほしい」と話した。 　問い合わせは新発田商工会議所青年部、0254（22）2757。