GETTY IMAGES

ハリウッドのパワーカップルでありつつお騒がせな言動も多い、ウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミス夫妻。2人が立ち上げたチャリティ財団、その名もウィル＆ジェイダ・スミス・ファミリーファウンデーションが存亡の危機に直面している。雑誌『バラエティ』が報じている。

GETTY IMAGES

報道によると原因は寄付金の激減。2022年初めに行われたアカデミー賞授賞式でウィルがプレゼンターのクリス・ロックを引っ叩く事件を起こしたのは記憶に新しい。この事件で大口の支援者たちが次々と財団から離れてしまった。この財団の収入を見てみると2020年は176万ドル（約2.6億円）、2021年は213万ドル（約3.2億円）以上あったのに、2022年は36万ドル（約5,500万円）ちょっと。同誌によるとこの事件をきっかけにアメリカン航空や大手タレントエージェンシーのCAAが寄付をやめたという。報道によると夫妻は財団をたたむことを考えているという。

しかし夫妻と近い関係者はウィルとジェイダを擁護。平手打ち事件前から財団を閉鎖する予定だったと主張、事件とは関係がないと語っている。関係者はその証拠として既に2021年の段階で財団のスタッフ2人への給与の支払いが前年よりも減少していること、2022年には有給のスタッフが収支報告書に記載されていないことなどを挙げている。その頃から人員を減らしていたということのよう。財団のホームページも2020年以降更新されていないが、Facebookのページは昨年夏まで更新されている。

ウィルとジェイダがこの財団を立ち上げたのは1996年。それ以来「銃による暴力やメンタルヘルス、金融に関するリテラシー」に取り組んできたと財団のページには書いてある。夫妻がいつから閉鎖を計画していたとしても、平手打ち事件で寄付が激減したのは事実。あの事件が夫妻に与えた影響は今も続いているもよう。