“海外留学”回復の兆し 母子で教育移住するケースも
また、語学スクールの運営や語学研修の提供などを行っている民間のECCは、大リーグで活躍する大谷翔平と共同でプロジェクトを展開していて、小・中・高校生の海外への挑戦を後押ししています。 留学事業を手がけている専門家は、全国的に留学希望者数が回復傾向になっていると分析しています。 (アイエスエイ・吉田裕取締役)「海外に行く数が戻ったような感じがしています。留学する人は苦労しますから、身につくのはバイタリティかなと思っています。交換留学や授業料免除の制度がありますから海外に飛び出てほしいなと思います」 ■マレーシアに母子教育移住のケースも 大分市に住む井本さん親子はこの春、母子4人でマレーシアに教育移住します。家族旅行で行った現地の活力に魅力を感じました。滞在期間は2年から3年で、こどもはインターナショナルスクールに通わせることにしています。 (井本安栄さん)「一つ目は視野を広げて欲しい。一度海外に出ることで、海外に出ることへの心理的障壁がなくなることは期待しています」 日本で働く父親とは、しばらく離れ離れになりますが、長期的にみると子どもへのメリットは大きいと考えています。 (次男の應介くん)「日本語じゃなくて、英語だからちょっと不安。英語が色々話せる自分になりたい」 (長男の悠大くん)「将来はロボットを作ったり、プロミングしたりする仕事に就きたい」 変化の激しい時代を生き抜くための力をどのように養うのか。海外体験を選択肢の一つと考える動きは少しずつ広がっています。
大分放送