【山口県】徳山カントリークラブ、12月末で閉場 今回も跡地は太陽光発電へ
初心者に好まれるコースとして知られ、地域のゴルファーたちに長く愛されてきた山口県周南市長穂のゴルフ場「徳山カントリークラブ」が12月末で閉場する。 開場から50年が経過して設備も古くなり、施設の維持管理が困難になっていたため閉場を決めたという。 同クラブは1974年に開場。全英オープン選手権を5度制覇したオーストラリアのプロゴルファー、ピーター・トムソンが設計した。 プレー料金もリーズナブルで、メニューが豊富な昼食も好評だった。周南地域では27ホールを有すゴルフ場は珍しく、ラウンドできる組数も他のゴルフ場よりも多く重宝されてきた。
閉場について同クラブの山本幸一支配人は「周南市にあった多くのゴルフ場が閉場した。徳山カントリーも閉場となってしまい、ゴルフを楽しむお客様に申し訳ない」と話していた。 跡地はパシフィコ・エナジー徳山合同会社(松尾大樹代表)が太陽光発電所として、ゴルフ場全面を使用する予定。 周南地域ではこれまでに2014年に光カントリー倶楽部、17年に白須那カントリークラブ、21年に周防カントリークラブが閉場。いずれも太陽光発電所として稼働、または建設が予定されている。 市民からは閉場の知らせを嘆く声も上がり、この閉場によって近隣のゴルフ場の混雑も予想されている。