至宝ソトが締結した“史上最高額”に寄せられた「大谷翔平が安すぎた論」 エ軍記者は「オオタニを安くプレーさせた」と皮肉
今冬にヤンキースへと大型トレードで移籍したフアン・ソト。来オフにフリーエージェントとなる25歳は、現地時間1月11日に来季年俸3100万ドル(約45億円)で合意した。年俸調停権を持つ選手としては、大谷翔平(現ドジャース)が昨オフにエンゼルスと締結した3000万ドル(約43億5000万円)を抜き、史上最高額となった。 【動画】思わず「ウソでしょ?」と仰天 同僚妻への大谷翔平のポルシェプレゼントシーン 実績を考えれば必然的な契約ではある。ソトは通算160本塁打に加え、通算OPSも.946。さらにシルバースラッガー賞4回と堂々たる成績を残し、球界屈指と言える左のスラッガーだ。パドレスに在籍した昨季は162試合に出場して打率.275、キャリアハイの35本塁打、109打点をマークしてもいた。 今オフに2対5のトレードでニューヨークの名門に加入した25歳は、現時点で最高評価と言うべき契約を締結したと言える。地元のニュースサイト『NJ.com』は「ソトがピンストライプのユニホームを着て活躍できるかはヤンキースの長期的な成功の成否を分ける」としたうえで「今回の契約は驚くべき破格の契約だ」と一定以上の評価を下した。 もっとも、このニュースでともするとソト以上にクローズアップされたのは、大谷だった。日米両メディア(とりわけ日本のメディア)の見出しには、「大谷の記録が破られる」「大谷が抜かれた」という文言が並んだ。 ただ、25歳のスラッガーによる“大谷超え”を皮肉的に捉える記者もいる。米メディア『The Athletic』で、エンゼルス番を務めるサム・ブラム記者は、ソトの契約に関するニュースを自身のX(旧ツイッター)で取り上げ、次のように見解を示した。 「(このニュースは)昨シーズンにエンゼルスがオオタニを比較的にバーゲン価格(安い契約)でプレーさせた。今回の件で、それが強く証明された」 この投稿にはエンゼルス・ファンからも反響が寄せられ、「球界のほとんどの人が、彼はもっともらえたはずだと感じていた」「オオタニが昨年に年俸調停を回避しなければ、少なくとも4000万ドル(約58億1000万円)の年俸を簡単に手にしただろう」とブラム記者の考えに賛同する意見が相次いだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]