イタリアが10年ぶり5度目の優勝に王手、カナダは初の決勝進出 [ビリー ジーン・キング・カップ／テニス]

「ビリー ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ ファイナルズ」（スペイン・セビリア）で10年ぶり6度目の決勝進出を決めたイタリア代表チーム（Getty Images）

　女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ ファイナルズ」（スペイン・アンダルシア州セビリア／11月7～12日／室内ハードコート）の大会5日目は決勝トーナメントの準決勝が行われ、カナダ（グループC）とイタリア（グループD）が世界一の座をかけて対決することになった。 ～女子テニスのワールドカップ！～2023ビリー ジーン・キング・カップ by GAINBRIDGE｜トーナメント表 　カナダがダブルスを制してチェコ（グループA）を2勝1敗で倒し、イタリアはスロベニア（グループB）を2勝0敗で下してそれぞれ決勝進出を決めた。 　両国は昨年のグループステージで対戦してカナダが3勝0敗で勝っているが、イタリアが過去4度（2006年、09～10年、13年）優勝しているのに対してカナダは決勝に進出したのが今回が初となる。 　ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップと同様に国際テニス連盟（ITF）が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチ（ダブルスは第3セット10ポイントマッチタイブレーク）で行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。 　イギリス・グラスゴーで開催された昨年の大会では、決勝でスイスがオーストラリアを2勝0敗で下して初優勝を飾った。 ※国名の左に付いている数字はドロー番号 ＜大会5日目◎11月11日｜決勝トーナメント試合結果＞ ■準決勝 1チェコ（グループA）1-2 2カナダ（グループC） S2 ○バーボラ・クレイチコバ 6-2 6-1 ●マリーナ・スタクシッチ S1 ●マルケタ・ボンドルソバ 2-6 6-2 3-6 ○レイラ・フェルナンデス D　●バーボラ・クレイチコバ／カテリーナ・シニアコバ 5-7 6-7(3) ○ガブリエラ・ダブロウスキー／レイラ・フェルナンデス 3イタリア（グループD）2-0 4スロベニア（グループB） S2 ○マルチナ・トレビザン 7-6(6) 6-3 ●カーヤ・ユバン S1 ○ジャスミン・パオリーニ 6-2 4-6 6-3 ●タマラ・ジダンセク D　エリザベッタ・コッチャレット／マルチナ・トレビザン 打切 カーヤ・ユバン／タマラ・ジダンセク