“実家が太い”は人生楽? 親が年商150億円で「友達も何事も金銭で解決」も…「ハードルを下げられない」 当事者の苦悩
元経産省キャリア官僚で制度アナリストの宇佐美典也氏は「気持ちはよく分かる」といい、自身の経験を語る。 「東大を出て経産省に入ったことで、人生のハードルが上がっていた。無意識にこの人間関係も続くものだと思っていたが、辞めたらほとんど何も残らない。“俺と付き合っていた人は本当に少ないんだ”と気づくわけだ。これが一線を越えてすごく楽になった。生活もきつい水準になったときに初めて人生のハードルを下げられたからだ。人間関係も再定義して正しい認識に切り替えられた」 その上で「金持ちに生まれたらどうしてもハードルが高くなってしまうし、周りもそれを前提に集まってくて、本当の人間関係もわからない。今は落ち切ったから楽だと思う」と投げかける。 これに井上氏は「1回上がったハードルや生活水準を下げるのは本当に難しい。“あいつ金持ちだよね”という周りのイメージを守りたい気持ちがある。また、妻にかっこ悪いところを見せられなくて最後まで苦労した。ただ、子どもの教育については手放せず、意地で頑張っている」と答えた。(『ABEMA Prime』より)