米海軍 オスプレイ安全性評価に半年以上必要 木原防衛大臣は「(事前に)承知をしていない」
鹿児島放送
鹿児島県・屋久島沖での墜落事故後、国内ですでに運用が再開されているオスプレイについて、アメリカ海軍の高官は、全面的な任務再開は来年半ば以降との見通しを示しました。これについて木原防衛大臣は―。 ■木原防衛大臣■ Q米海軍航空システム司令官の発言については? 「(事前に)承知をしてない。詳細について米側に確認しているところです」 アメリカ海軍の司令官が12日、アメリカ議会の公聴会で述べたもので、過去2年間でオスプレイ4機が墜落し、20人が死亡したと説明。安全性を評価するには少なくとも半年以上の調査が必要だとした上で、「安全性に影響を及ぼす可能性がある問題に十分に対処するまで無制限の飛行はさせない」と、全面的な任務の再開は来年半ば以降になるとの見通しを示しました。 一方、去年11月に屋久島沖で起きた事故の原因については、「これまでに見たことのないものだ」と述べただけで、詳細については明らかにしませんでした。 陸上自衛隊も事故後オスプレイの飛行を見合わせましたが、今年3月からは、事故原因を特定したとして、国内での飛行を再開させています。