撃退スプレーや花火などでクマを対処 現場で対応する警察官が学ぶ【岩手・滝沢市】
IAT岩手朝日テレビ
警察官がクマの対処法などを学ぶ研修会が岩手県滝沢市で開かれました。 研修会は県警が初めて開いたもので、県内の警察署や交番などからおよそ30人が参加しました 講師に招かれたのは、雫石町の職員で、農林水産省農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーを務める谷崎修さんです。 講義の中で谷崎さんは、クマが市街地に出没した際の警察の対応として、クマが出没した場所や大きさなどの情報を記録し、共有しておくことが大切だと強調しました。 警察官は、クマが出没したという通報を受けると、現場にすぐさま駆けつけ猟友会などとともにクマの追い払いや住民の安全確保などの対応に当たります。 講義の後に行われた実技の研修では、出動の際に身につけるヘルメットや盾などの装備を身に着け、クマを追い払う花火やクマ撃退スプレーの使い方を学びました。 今年度県内では、クマによる人身被害が9件と、過去最多の46件となった昨年度と比べて少なくなっています。 通常クマ被害は冬眠時期に向け減っていきますが、ここ数年は11月以降も被害が起きていて、注意が必要です。 クマよけのスプレーは各警察署に配分されているされていて、今後各署で6日の研修内容を共有するということです。