【選手権予選】飯塚が東福岡を撃破!! 夏の覇者・明秀日立に前橋育英、日大藤沢、帝京長岡など新たに11校が本大会へ名乗り!
組分け抽選会は11月20日に実施
11月12日、第102回全国高校サッカー選手権大会の地区予選が全国各地で開催され、新たに11の代表校が出場権を獲得した。 【出場校一覧】第102回選手権|全都道府県の代表校&決勝スケジュールを一挙にチェック! 3年連続の同一カードとなった福岡決勝は、前半20分に飯塚が先手を取る。左CKの流れから久保がクロスを上げ、飛び込んだ中原が頭で応えた。東福岡も負けじと分厚いボールポゼッションで主導権を引き寄せて反撃に出たが、なかなか決定機を掴むには至らない。後半に入ってもスコアは変わらず、終盤は“赤い彗星”が猛攻を仕掛けたが…。虎の子の1点を守り切った飯塚が2年連続2回目の本大会行きを確定させた。 神奈川決勝では、桐蔭学園と日大藤沢が激突。前半20分、日大藤沢はゴール前への浮き球のパスに抜け出した荻原が、右足で決めて先制点をもぎ取る。後半も一進一退の攻防が繰り広げられるなか、桐蔭学園はセットプレーや速攻から再三に渡ってチャンスを迎えるも、あと一歩で決め切れず。最後まで1点のリードを維持した日大藤沢が、2年連続7回目の出場切符を手に入れた。 群馬決勝は前橋育英が3連覇を達成した。健大高崎との決勝は序盤から互いにインテンシティーの高い熾烈な攻防戦に。そんななか、前半14分、タイガー軍団が均衡を破る。左サイドからのクロスを中央で待ち構えた1年生FW大岡が鮮やかに合わせて先制点を奪う。その後も攻守が目まぐるしく入れ替わるも、スコアは動かない。そして次の1点を奪ったのはふたたび前橋育英だ。後半25分、みずから得たPKを斎藤が落ち着いて決めてリードを広げた。試合はこのまま2-0でタイムアップ。前橋育英が26回目の出場権を掴んだ。
これまで42校確定で残るは6枠。初出場は4校
北海道は北海が延長戦にもつれ込んだ旭川実との死闘を3-2で制して3年連続。そのほか、インターハイ王者の明秀日立(茨城)、帝京長岡(新潟)、京都橘(京都)、神戸弘陵(兵庫)、奈良育英(奈良)、今治東(愛媛)、長崎総科大附(長崎)が本大会に名乗りを上げている。 [11月12日の予選決勝結果] 北海道:北海 3-2 旭川実 茨 城:明秀日立 4-0 霞ヶ浦 群 馬:前橋育英 2-0 健大高崎 神奈川:日大藤沢 1-0 桐蔭学園 新 潟:帝京長岡 5-2 開志学園JSC 京 都:京都橘 2-1 東山 兵 庫:神戸弘陵 3-1 神戸科学技術 奈 良:奈良育英 2-1 生駒 愛 媛:今治東 2-0 済美 福 岡:飯塚 1-0 東福岡 長 崎:長崎総科大附 3-1 国見 11月12日終了時点で本大会出場を決めているのは42校で残るは6校。山形明正(山形)、早稲田実(東京A)、名古屋(愛知)、名護(沖縄)が初出場だ。組分け抽選会は11月20日に行なわれ、本大会は今年も12月28日に開幕、1月8日に国立競技場で決勝戦が開催される。 構成●高校サッカーダイジェスト編集部