若者が注目!「ライスペーパー」 売り上げ急増 家庭で簡単 “トッポギ風”レシピ
日テレNEWS NNN
ベトナム料理の「生春巻き」に使われる、「ライスペーパー」。いま、若い世代を中心に注目されています。売り上げが急増したという食品会社やスーパーもでています。人気の理由は、意外なアレンジレシピでした。 ◇ ベトナム料理を代表する「生春巻き」。エビや野菜を包んでいるのが「ライスペーパー」です。日本の食卓にはなじみがないと思いきや、東京・渋谷で聞いてみると…。 ――ライスペーパーといえば? 20代 「生春巻き」 40代 「水に浸してふやかしたのを、野菜とか肉とかを巻いて、ソースみたいなのをつけて食べる」 40代 「娘が夜食でつくってました。なんか巻いてました。(娘に)『買ってきて』と言われて。夜中にコソコソ、自分で作って食べてましたね」 ――ライスペーパーを知ったきっかけは? 20代 「TikTokで流れてきて…今年に入って、ライスペーパーの存在を知りました」 10代 「動画で見ました。TikTokで…巻いてる動画」 ◇ 女子大学生がダイエット食として、“ライスペーパーレシピ”をSNSで紹介したことなどがきっかけで、若い世代を中心に話題となっているのです。 食べ方のバリエーションも豊富です。 ――ライスペーパーの食べ方は? 10代 「ライスペーパーを、ピザの生地にして食べました。昨日の朝、食べました。パリパリしてて、おいしい。(頻度は、多くて)週3回」 20代 「トッポギ作りました。モチモチでした」 今月、発表された、今年のSNSの流行についての調査では、「グルメ部門」にランクインするなど、ライスペーパーは“食のトレンド”となっています。(「Z世代SNSトレンドグランプリ2023」グルメ部門4位「ライスペーパー」 ※テテマーチ株式会社 Z世代マーケ研究室「lookey」による) 2種類のライスペーパーを販売している、埼玉・草加市のスーパー「東武ストア 松原店」では、ライスペーパーの売り上げは、去年の11月と比べて約1.6倍にのぼっているといいます。 また、ライスペーパーを製造・販売する食品会社では、今年の3月から売り上げが急増し、4年前と比べると3.4倍になっているといいます。一時は、タイにある工場をフル稼働しても、供給が追いつかないこともあったといいます。 ケンミン食品マーケティング部 高垣良さん 「正直、びっくりしました。今年の(ライスペーパーの)売り上げは、おそらく過去最高、間違いないかなと」 また、若者から広がった”ライスペーパーブーム”がきっかけで、若い人だけでなく「お年寄りの方から問い合わせを多くいただくようになった」といいます。ライスペーパーは、幅広い世代に、注目されつつあります。