ロイヤルレディの華麗なるジュエリー図鑑【パール編】
特別な機会に身につけるティアラから公務や日常使いのネックレスやイヤリングなど。エレ派の花嫁を魅了してやまない、ジュエリーの数々を宝石別にご紹介するこの企画。今回は結婚式に欠かせないパールをピックアップします。
パールの魅力って?
土や火から生まれる宝石と異なり、パールは水の中の生物から生まれる神秘的な宝石。月のしずくや人魚の涙とも呼ばれ、自然のエネルギーから受けた光り輝く光沢で気品を漂わせます。またパールは純潔と無垢のシンボルであり、理想的な結婚の贈り物であると昔から考えられてきました。
キャサリン皇太子妃
もともとはメアリー王妃が所有し、その後ダイアナ元妃の結婚祝いに贈られた長い歴史を持つケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラ。2022年11月、皇太子妃という新たな称号を得て初めての公式晩餐会にてこのティアラをつけて登場。肩にビジューの装飾が施された、ジェニー・パッカムのホワイトドレスと見事に調和し、凜とした美オーラを放っています。
ダイアナ元妃
1985年12月、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のプレミアにて、印象的なパール使いで目を引いたダイアナ元妃。キャサリン・ウォーカーの背中が大きく開いたイブニングドレスに映えるよう、ロングチェーンのパールをセレクト。卓越したセンスを感じさせるバックスタイルです。
レティシア王妃
2015年4月、デンマーク行われた公式晩餐会にて、レティシア王妃が初お披露目したのがパールとダイヤモンドのティアラ。流線形の軽やかなデザインが特徴のこのティアラは、中央にセッティングされたフルール・ド・リスのモチーフはブローチとしても着用可能。ブラック&ホワイトの花柄ドレスと見事に調和し、エレガンスを醸し出しています。
イングリッド・アレクサンドラ王女
2022年7月、18歳の誕生日を記念した公式写真にて、ノルウェーのイングリッド・アレクサンドラ王女が身につけたのが、王女の曽祖母に当たるスウェーデンのインゲボルグ王女から受け継いだパールのティアラ。ブシュロン製のこのティアラは、プラチナにセットされたダイヤモンドのサークルが連なった、繊細なデザインが特徴です。