ハイエースでハイエースをけん引!? アップサイクルな近未来を映し出すトレーラーの活用術とは
2024年2月2日(金)~5日(月)までの4日間で開催された「ジャパンキャンピングカーショー2024」。アウトドア人気の後押しもあってか、会場となった幕張メッセには171社の出展社が集い、計392台ものキャンピングカーが展示されました。 【写真】ハイエース顔のトラベルトレーラーの中身を見る(全14枚)
ハイエースの車体を活用したトラベルトレーラー
なかでも目を惹く存在だったのが、カーショップスリーセブン/ホワイトトップ/カーショップアシストの3社が合同出展した「んっ? ハイエース!?」と思わせるトレーラーの『Cab2』(キャブキャブ)でした。ハイエースの標準ボディ・ハイルーフの車体をBピラーから後ろをぶった切ったキャンピングトレーラーは、アップサイクルなハイエースの車体の活用方法を提案。例えば災害などの被災地向けの司令本部として、また授乳室などプライベート空間を確保できるシェルターとして、様々なニーズに対応する空間を兼ね備えています。
出展車両は移動する茶室をイメージ!?
トレーラーのボディサイズは、全長4680mm×1695mm×2208mmとなっており、日本の道路事情をくみしたサイズ感が使いやすさを発揮。また車両重量は750kg以下に収められており、普通自動車免許でけん引できるのも大きなメリットです。 ちなみに出展時の設えは和のテイストを意識した茶室を表現しており、日本人が持つ機能美に。もちろんキャンプや車中泊での使い勝手を追求した外遊びのよき相棒としても期待されるトレーラーです。
よ~く見るとハイエースの顔にように見える!?
ちなみにボディ前部のフェイス部分はFRPの成型により200系ハイエースの顔つきを再現。フロントガラスにはポリカーボネイト製のウィンドウやアルミパネルが採用され、ここからの架装はユーザー各々が自分のライフスタイルに合わせてカスタマイズすることにより、理想のトレーラーライフを満喫することができます。 フロントマスクにはパンチングメッシュのアルミ材を使用。ルーフやボンネット部には穴が開けられており、そこへ何を装着するかはアナタ次第。今回は、参考出品として出展されたCab2ですが、さらなる進化を遂げることで数多あるトラベルトレーラーとは一線を画す存在としてさらに注目されること必至です。
ソトラバ編集部