中日・高橋宏斗投手

◇プロ野球セ・パ交流戦　中日7-0ロッテ(13日、バンテリンドーム) 4月6日に本拠地・バンテリンドームで行われたヤクルト戦で勝利して以来、6連敗中と黒星が先行する高橋宏斗投手が、ロッテ戦に先発登板し9回125球を投げ、被安打5、9奪三振、無失点の好投、打線の援護もあり7-0で完封勝利をあげました。 【画像】巨人・大勢投手と試合前に談笑する中日・髙橋宏斗投手 中日は2回、2アウトから6番・福永裕基選手が、ロッテ先発の小島和哉投手からライトへのヒットで出塁し、さらに盗塁で得点圏に進みます。ここで7番・木下拓哉選手がタイムリーヒット。中日が先制します。 4回には4番・細川成也選手がフォアボールで出塁すると、5番・ビシエド選手がレフトフェンス直撃のツーベースヒットで続き、1アウトランナー2塁3塁とチャンスを広げます。2回に先制のホームを踏んだ福永選手が今度はレフト線に運ぶ見事な2点タイムリーヒット。3-0とします。 高橋投手は5回、1アウトからツーベースヒットを浴び、この日初めて得点圏にランナーを許しますが、後続をサードゴロと見逃し三振におさえ、無失点のまま5回を終え勝利投手の権利を得ます。 6回の高橋投手は久々の勝ち星を意識したのか、この試合初のフォアボールで初めて先頭打者の出塁を許します。更に連続フォアボールでノーアウト1塁2塁のピンチ。 しかし、ロッテの3番・中村奨吾選手をダブルプレーに打ちとります。4番・山口航輝選手を155キロ超えのストレートで見逃し三振に切ってとり、最大のピンチをしのぎました。 すると中日はその直後、先頭打者がフォアボールで出塁。ここから細川選手とビシエド選手の二者連続ホームランが飛び出し、6-0とリードを広げます。 中日は8回にもダメ押しの7点目をあげ、高橋投手には完封勝利への期待が高まる中で迎えた9回も、三者凡退でおさえ、7-0で勝利。 この日の中日は投打がかみ合い快勝。本拠地での6連戦のスタートを最高の形で切りました。 プロ3年目にして、初完投が初完封勝利となった二十歳の高橋投手にSNSは「（高橋）宏斗初完封おめでとう。母校中京大中京の誇りだわ。」「間違いなく今季最高の試合」と歓喜の声で溢れています。