清原果耶、声の仕事は毎回チャレンジ「役者と同じ“表現”なので、頑張りたい」
■声の仕事は毎回チャレンジ 声の仕事の話題になると、「大好きで」と笑顔を浮かべる。「役者としてお芝居をしているときは、表情や体、見てわかる表現で楽しませられたらと思うのですが、ナレーションや声優のお仕事だと、声しかない」と役者として演技することとの違いを語り、「声のお仕事をいただくと、うれしいけど、緊張するんです。自分の声は、自分と人で聞こえ方が違う。だからなるべく、監督や演出家さんの求める声に寄せる努力が必要だと感じます」と苦労を語った。モチベーションになっているのは、「私の声のお仕事が好きだよと言ってくれる方たちがいること」だという。「毎回チャレンジにはなりますが、声のお仕事も役者と同じ“表現“なので、頑張りたい」と向上心を見せた。 今回の原稿は55分の放送分である25ページ。清原にとっては初めての分量で、前半終了時に「あれ、まだ半分!?」と驚いたよう。「無事に終えられてよかったです。ほかのナレーションのお仕事でここまでたくさん話すことはなかったので、緊張しました」と安堵の表情を浮かべた。今回の倍にあたる2週間分の前・後編収録もあるとスタッフに伝えられると、「えっ! それ、一気に録るんですか?」とビックリ。『ザ・ノンフィクション』にはさまざまな作品があるが、「自分からは遠いような題材でも、逆に近いような題材でも、知らないことのほうが多いので、教えてもらえるのはありがたい」とどんなテーマにも興味津々な清原。「私の声が必要な作品があれば、また挑戦させていただきたい」と意欲を見せた。 ■清原果耶 2002年1月30日生まれ。大阪府出身。「アミューズオーディションフェス2014」でグランプリを獲得し、NHK連続テレビ小説『あさが来た』(15)で女優デビュー。NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』(21)ではヒロインを演じた。映画『護られなかった者たちへ』(21)で第45回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、2023年に初舞台『ジャンヌ・ダルク』読売演劇大賞で優秀女優賞・杉村春子賞を受賞した。
八木ひろか