コナカが福島県双葉町進出の2社などと製品開発 Tシャツとニット 福島県内店舗などで販売
福島県の復興を応援する製品開発に取り組んでいる紳士服大手・コナカが、福島県双葉町に事業所を構える浅野撚糸(本社・岐阜県)とフレックスジャパン(本社・長野県)などと開発したTシャツとニット製品が完成した。3社の関係者が3日、県庁で内堀雅雄知事に商品をPRした。 コナカが展開する東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の復興支援事業「福島プロジェクト」の一環で制作。Tシャツは浅野撚糸が手がける糸「スーパーZERO」と和紙をかけ合わせた生地を使用し、吸水性と速乾性に優れている。えりに双葉町の町章もあしらった。今後、県内9店舗にコーナーを設け、商品を販売する予定。 フレックスジャパンと開発したニット製品はタートルネックで、スーツのジャケットと合わせて着用できる。コナカのオーダーブランド「ディファレンス」で10月から受注販売する。 コナカの中川和幸常務執行役員CMO商品事業本部長兼コナカ事業本部長は「福島の素材を使った商品を通じ、復興を後押ししたい」と話した。浅野撚糸の浅野宏介専務とフレックスジャパンの矢島隆生社長らが同席した。