「古民家を改修」した一棟貸し宿!? 創業70年以上の縫製工場が創設した「京都・舞鶴」の昔ながらの街並みに溶け込む宿とは
縫製工場が宿泊事業を立ち上げ
京都・舞鶴で70年以上続く縫製工場が「SEW」というブランドを立ち上げました。地域と縫製の技術を今までにない形で未来に繋いでいくため、宿泊事業を軸とした「SEW STAY」を2024年7月に開業します。 【画像】今までにない宿泊施設! 写真で見る(15枚) 古民家を改修した「SLOW SEAM」と二階建ての民家を改修した「SOFT SEAM」の2棟3部屋の宿があります。
舞鶴は、日本海から少し奥に入った舞鶴湾湾口の埠頭にあります。穏やかな波浪と落ち着いた街並みが広がり、海の魚が跳ねたり、鳥のさえずりが聴こえてきたりする。そんな場所です。 一見すると舞鶴の街並みに溶け込むような見た目をしている宿です。元の民家を部分的に残し、手を加えるようにつくっています。 縫製工場ならではのオリジナルカーテンで宿を一周ぐるりと囲むことで、開けば水面が輝き、閉じれば静けさが訪れます。自分の好きなように過ごせる宿になっています。 SLOW SEAMは、平家の古民家を改修した部屋です。入り口が道路から見て裏側にあるのが特徴。遠回りに感じるかもしれませんが、街並みに意識を向けてくれるようの構造になっており、つぶさな発見を期待させてくれる宿となっています。 一方、SOFT SEAMは、二階建ての古民家を改修した宿です。1つの棟にメゾネット型の「ROOM A」と庭付きワンルームの「ROOM B」の2つの部屋があります。 数十メートルに及ぶカーテンが部屋やバスルームを仕切っており、場所と場所、中と外が混ざり合うような構造が特徴です。 SEWでは「都市縫製」をコンセプトに掲げ、「縫い合わせる」技術を、都市・人・文化など様々な素材に展開していくことを意味しています。 旧海岸の歴史が残る赤レンガ倉庫や京都の水産物の8割が集まる漁港など観光名所が集まる舞鶴で、懐かしい気持ちを感じられる宿泊体験をしてみてはいかがでしょうか。
VAGUE編集部