4月の定時到着率、ANA・JALがトップ10返り咲き 首位はアエロメヒコ=英Cirium調査
英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した2024年4月の航空会社別の定時到着率によると、運航規模の大きな航空会社を示す「グローバル(全世界)」部門はアエロメヒコ航空(AMX/AM)がトップだった。全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)の日本勢はトップ10圏外が続いていたが、両社とも返り咲いた。 全世界の航空会社を対象にした「グローバル」部門は、アエロメヒコが1位を獲得。定時到着率は88.83%、運航便数は1万6745便、運航の完了・達成率を示す「コンプリーションファクター」は99.69%だった。日本勢は2022年11月から1年6カ月連続で首位を逃している。 2位は日本航空(JAL/JL、9201)で定時到着率が88.17%、3位は全日本空輸(ANA/NH)の87.21%。4位はスペインのイベリア航空(IBE/IB)で86.91%、5位はチリのラタム航空(LAN/LA)で86.61%だった。 日本勢のうち、JALは3カ月ぶり、ANAは2カ月ぶりのトップ10入りとなった。また地域ではJALがアジア太平洋の首位、ANAが2位を獲得した。 航空会社別のデータでは「アジア太平洋」と「北米」「欧州」「中南米」「中東・アフリカ」の5地域別に集計。便数や提供座席など運航規模が大きく、アジアや欧州、北米など3地域以上に就航する航空会社を「グローバル」とし、定刻に対して15分未満の遅延を「定時到着」と定義する。
Yusuke KOHASE