人気ゲーム「ゴッド・オブ・ウォー」を「アウトランダー」脚本家が実写ドラマ化
「バトルスター・ギャラクティカ」や「アウトランダー」で知られる脚本家ロナルド・D・ムーアが、プレイステーションの人気ゲーム「ゴッド・オブ・ウォー」の実写ドラマシリーズで、脚本・製作総指揮・ショーランナーを務めることが決定したと、米Deadlineが報じている。本作はソニー・ピクチャーズTVとAmazon MGM Studiosが手掛ける大型企画だ。 この人事は、企画当初から約2年半にわたりプロジェクトに携わってきた前クリエイティブチームのショーランナーのレイフ・ジャドキンス、製作総指揮のホーク・オストビーとマーク・ファーガス―の離脱を受けてのものだ。ムーアの起用は、6月にソニー・ピクチャーズTVと締結した複数年契約後、初の大型プロジェクトとなる。 ムーアは「アウトランダー」「フォー・オール・マンカインド」など数々のヒット作を生み出してきた実力者だ。現在も新シーズンの制作が進行中で、それぞれスピンオフ作品「ブラッド・オブ・マイ・ブラッド(原題)」「スター・シティ(原題)」の制作も決定している。 原作の「ゴッド・オブ・ウォー」は2005年の発売以来、7作品を展開する人気フランチャイズとなっている。物語は、愛する家族を失ったスパルタの戦士クレイトスが、軍神アレスへの復讐の旅に出る壮大な叙事詩だ。初代作品は、米国インタラクティブ芸術科学アカデミー(Academy of Interactive Arts & Sciences)の05年度ゲーム・オブ・ザ・イヤーを獲得。ギリシア神話を題材にした壮大なストーリーと、ハードウェアの限界に挑んだ映像表現で高い評価を得た。 配信時期は未定だが、SF・ファンタジー作品に精通したムーアの手腕により、原作の壮大な世界観がどのように実写化されるか、注目が集まっている。